男性の40代は、まだまだ体力的にも衰えていないと思っていても、そろそろ体がついていかなくなる年齢です。今回は、中折れで悩む40代とバイアグラの付き合い方についてご紹介します。

悩む男性

EDであることに気が付かない40代

製薬会社などの調査によると、中高年男性の実に半数以上が「中折れ」の経験があると答えています。その割合は年齢が上がるに従って大きくなり、40代では60%くらいですが、70代になると80%もの男性が中折れの経験があると回答しています。
中折れとは、性行為中に男性器が勃起を維持できずに萎えてしまう症状のことです。そのため、まったく勃起しないというわけではありません。きちんと勃起し、性行為もできるため、中折れの経験がある男性の中には「自分がEDである」という自覚がない方も多いのではないでしょうか。
しかし、EDの定義は「まったく勃起しないこと」ではなく、「満足な性行為が行えない状態」です。つまり、中折れも立派なED症状の1つになります。

EDであるという自覚がないと、もちろん治療をしようという発想も生まれません。「ただ疲れているだけだろう」と軽く考え、なんの対処もしないで過ごしてしまうことが多いようです。また、精力の衰えを認めることは男性の自信喪失にもつながるため、中折れがひどい場合でもなかなかEDの可能性を認めない方もいるでしょう。
EDを認めることが「恥ずかしい」「みっともない」という思いで現実から目をそらしていても症状は改善しません。まずは、自分の体になにが起こっているのかを理解し、どのようにすれば改善していけるのかを考えることが大切です。

「中折れ」はなぜ起こる?

手術

まず、中折れはどのような理由で起こるのでしょうか。直接的な原因は、血流によるものと神経によるものの2種類に分けることができます。

男性器が勃起するためには、陰茎動脈と呼ばれる血管を広がらなくてはなりません。性的な興奮を覚えると、脳からの命令によって陰茎動脈が広がり、多量の血液が流れ込むようになります。同時に、男性器に集まった血液をその場にとどめるための物質も分泌されることで、勃起状態を維持することが可能になるのです。
血液を送り込む働きと、勃起状態を維持するための働きは、年齢とともに弱まっていきます。そのため、年を取るほど中折れを経験する割合が増えていくのです。

また、血液をペニスに集める命令を出すのは脳です。脳からの命令がしっかり伝わっていれば問題ありませんが、神経の障害によって命令が伝わりにくくなる場合もあります。生活習慣病などの影響で脳からの命令伝達が鈍くなると、勃起状態の持続にも影響が出てくるでしょう。

自分の血管の状態や健康状態がEDの原因になっている場合、それは性行為の問題だけにとどまりません。EDの症状が、さらに重篤な病気の前兆・サインになっている可能性もあります。

心理的なストレスによってEDが引き起こされることもあるでしょう。仕事や家庭の問題で悩みがあったり、「子作り」に対するプレッシャーがあったりすると、自然な性的興奮を得ることができません。結果として、脳からも正常な命令伝達ができなくなり、勃起してもすぐに萎えて中折れを起こすことがあります。
一度中折れを経験している場合は、「また同じことが起こるのではないか」といった不安も自然な性的興奮の妨げになります。ストレスがかかっている状態では、人間の体は血管を収縮させようとするため、さらに勃起しづらい状態に陥ってしまうのです。

「中折れ」への対策はバイアグラが良い?

それでは、中折れにはどのような対策を取れば良いのでしょうか?
バイアグラに代表されるED治療薬を服用すれば、中折れを起こさずに最後まで満足のいく性行為を行うことができるでしょう。しかし、勘違いしてはならないのは、バイアグラは中折れを根本から治療するための薬ではないということです。バイアグラは、あくまでも勃起を促進し、維持しやすくするための薬です。
そのため、バイアグラは性行為前に飲むもので、常用するものではありません。必要なときにバイアグラを使用しながら、普段の生活の中で健康面・心理面のケアをしていくことが大切です。
なるべくストレスをためない生活を心掛けたり、40代では低下しがちな体力をつけるために適度な運動を行ったりしましょう。亜鉛やアルギニンなどのサプリメントを毎日飲んで体質を改善するのも効果的です。
ただし、「今夜からすぐに効く」など即効性をうたった精力剤や、個人輸入サイトで販売しているED治療薬は偽物の可能性が高いため、購入しないように気を付けてください。特にED治療薬は、必ず医者に処方してもらったものを使用しましょう。

40代の中折れの改善対策に、バイアグラなどのED治療薬は効果があります。しかし、バイアグラでは中折れの原因そのものを解決することはできません。性行為の前にバイアグラを使用しながら、日常的にストレスの軽減や生活習慣の改善を図りましょう。