血圧計

高血圧は、糖尿病などと並んでEDを招く大きな原因のひとつです。これらの病気は、血管へのダメージが大きいため、ED治療薬の服用ができるのか不安に思う人が多くいます。

高血圧とEDには深い繋がりがあった

私たちの身体は、身体を動かしたり寒さを感じたりすれば、一時的に血圧が上昇します。このような一時的な血圧の上昇は高血圧ではありません。高血圧とは、血圧が正常範囲を越えている状態が継続している状態でのことを指します。高血圧は、生活習慣病の代表ともいわれる病気ですが、その状態を放置していると動脈硬化が進み、脳卒中や心疾患などといった重篤な病気を引き起こします。
高血圧は、血管の障害によって引き起こるものです。また、EDは陰茎の血行不良によって引き起こるものであるため、高血圧とEDには深い関係があります。とある論文によると、高血圧を患う人がEDの症状を発症している可能性は、約3割~7割であるとされています。研究によって大きな差がありますが、高血圧であると、EDになる可能性は高いということが分かります。実際に、ED治療を専門に取り扱うクリニックの多くで、高血圧はEDを引き起こす大きな原因のひとつであるとされています。

診察イメージ

高血圧の人でもバイアグラを服用することができる

ここで、ひとつ疑問が浮かびます。「高血圧の人がED治療薬を服用することはできるのか」ということです。
バイアグラをはじめとするED治療薬は、陰茎の血管を拡張し、勃起を促進するものです。そのため、高血圧の人の中には、バイアグラを服用すると、高血圧の症状が悪化してしまうのではないかと考えることもあります。また、バイアグラを服用することができない人の中には、「治療による管理がされていない高血圧の患者」という項目があります。したがって、高血圧の人はバイアグラを服用することができないと認識されていることも多くあるようです。

しかし、高血圧の人でもバイアグラを服用することは可能です。バイアグラを服用することで血圧が上がるということはなく、寧ろバイアグラには血圧を下げる作用があります。さらに、バイアグラを服用することができない高血圧の人は、あくまでも「治療をしていない場合」です。そのため、治療をしている高血圧の人であれば、バイアグラを服用しても問題ありません。また、この場合の高血圧患者というのは、安静時の血圧が上170mmHg 以上、下が100mmHg 以上の人のことを指します。したがって、これに当てはまらない場合は、高血圧であったとしても服用することに問題はありません。

根本的なED改善には、生活習慣の見直しから

高血圧などといった基礎疾患があると、器質性ED(身体に何らかの原因があってEDが起こるもの)になりやすくなるといわれています。器質性EDは、ストレスやトラウマなどから起こる心因性EDよりも症状が重度になる可能性が高いようです。さらに、高血圧の治療薬である利尿薬やカルシウム拮抗薬の副作用としてEDの症状が引き起こることもあります。そのため、「高血圧になってしまえば、男としての生命が終わったも同然」と肩を落とす人も多くいます。
しかし、肩を落とす必要はありません。なぜなら、EDは独立した疾患ではなく、高血圧や糖尿病などといった病気によってもたらされる症状のひとつです。よって、高血圧によってEDになっているのであれば、高血圧の症状が改善されれば、おのずとEDの症状も改善されていくことでしょう。

高血圧の人が根本的にEDを改善したいというのであれば、バイアグラだけに頼るのではなく、食生活や運動、睡眠などといった生活習慣の改