2013年にED治療薬として世界第1位の売上に輝いたシアリス。まだ特許期間が満了していないため“ジェネリック医薬品”は存在していないはずですが、インドで既に製造・販売され、日本の通販市場にも流通しています。果たして安全なのか検証しました。シアリスジェネリックについて知りたい方必見です。

シアリスとはどのような薬か?

シアリスには、主に次の4つの特徴があります。

1 「タダラフィル」を含むED治療薬

シアリスの有効成分は「タダラフィル」です。
タダラフィルは、勃起を止めさせる酵素PDE5(ホスホジエステラーゼの5型)を阻害することで、勃起の持続を補助します。これは他のED治療薬と同じです。
ここで気をつけたいことは、“勃起が続くようにサポートするだけ”だということです。また、タダラフィルには“性的興奮作用”や“性欲増強作用”、“催淫効果”はありません。つまり、「性的興奮がなく勃起していない」場合は、たとえ服用したとしても効果は得られないのです。

精神的トラウマ・過労・身体的な問題などで勃起がないという場合は、服薬治療ではなく、カウンセリングや十分な休養、他の治療方法が必要になります。

2 シアリスは食事やアルコールの影響を受けにくい

バイアグラとレビトラの場合は、食事を腹7分目までに抑え、かつ2~3時間ほどあけてから服用しなければ効果が半減すると言われています。これは、胃の中に食べ物かあると吸収率が下がり、きちんと効果が得られないためです。
しかし、シアリスの場合は食事とアルコールの影響を受けにくいので、もし食後に行為を行なう流れになっても安心です。

3 3時間で効きはじめ、36時間効果が続く

シアリスの一番の特徴は“長時間効果が持続すること”です。作用時間は10mgだと約20~24時間、20mgだと約30~36時間です。バイアグラの場合は約5時間、レビトラの10mgでは約5時間、20mgだと約10時間になります。

ちなみに、効果発現までの時間はレビトラが約20分、バイアグラが約1時間、シアリスは約3時間となっています。
つまり、レビトラやバイアグラに比べて、遅く効きはじめ長時間効果が持続するということです。

ライフスタイルに合わせて使いやすいので、はじめてED治療薬を服用する方にもおすすめです。

4 新薬ながら、世界一人気のED治療薬シアリス

海外では“ウィークエンドピル”と呼ばれているシアリス。持続力がある上に副作用が穏やかなため、とても人気です。

知名度はバイアグラの方が高いのですが、実際の満足度はシアリスの方が高いと言われています。満足度の高いシアリス、知名度の高いバイアグラ、バイアグラの次に発売されたレビトラ、これら3種類全てを試してみたいという方は、ぜひクリニックで相談してみてください。それぞれ1錠ずつ計3錠を処方してくれるクリニックもあります。体質によって効果の実感には個人差があるため、実際に飲み比べてみるのが一番です。

日本国内での「シアリスジェネリック」

先発品と同じ効果があるのに、低価格で購入できる「ジェネリック医薬品」。少しでも予算を抑えたい方にとって、嬉しい存在ですよね。

しかし、残念ながら日本ではまだ「シアリスジェネリック」の製造・販売はされていません。国内でシアリスジェネリックが製造・販売されるには、特許(20年)が切れるまで待つしかありません。特許が切れたタイミングで、プロペシアジェネリックを出している会社が後発品の製造・販売を行なう可能性が高いです。

海外では販売されている?!シアリスジェネリック

インドでは特許法の違いからシアリスジェネリックが製造・販売されています。
これは、2005年にインドの特許法が改正されるまで「製造特許」しかなかったこと、そして2005年1月以前にインド国内で発売されたものに関しては引き続き製造・販売できるようになっているためです。
シアリスは「国際出願」の特許期間がまだ満了していないので、成分が同じ“模造品”はあくまでも“黙認されているコピー品”でしかありません。そのため、堂々とジェネリック医薬品であるとは言えないのです。しかし、インドで製造・販売されたこうした医薬品が、その他の発展途上国の医療を支えていることも事実です。先発品の開発には、およそ9~17年の年月と200~300億円もの開発費用がかかると言われています。こうした理由から先発品の販売価格は高く、結果利用者にとって負担が大きいことも確かです。また、同等の効果を持つ医薬品を開発することは、発展途上国にとっては厳しいでしょう。そのような背景から、インドでのジェネリック医薬品の製造・販売は世界各国から大目に見られています。

以下は、インドで製造・販売されているシアリスジェネリック(有効成分:タダラフィル)になります。

薬名 販売会社 特徴 価格(国内送料込)
タダリス アジャンタファーマ社 10mg、20mg (20mg)
3,430円~4,100円
タダシップ シプラ社 10mg、20mg (20mg)
2,880円~3,900円
フォーゼスト ランバクシー社 20mg (20mg)
3,450円~4,280円
メカリス マクレオーズ社 20mg (20mg)
3,200円~4,100円

シアリスジェネリックは危険性が高い

インドでは、上記の他に「タダリフト」や「エレクタリス」といったシアリスジェネリックも製造・販売されています。タダリフトは、あの“バイアグラ”で有名な「ファイザー社」が、インド市場のみでの販売ということで作っています。

2013年に“ED治療薬世界売上第1位”に輝いたシアリス。「安く購入したい」という消費者の心を突いて、シアリスジェネリックに似せて作った“悪質なコピー品”も出てきています。
こうした悪質なコピー品は売上だけを考えて作られているため、「健康被害を招く有害物質が使用されているもの」「有効成分の配合量が不適正であり副作用を招くもの」がほとんどです。とても危険なのです。

海外市場から輸入されたジェネリック医薬品は通販で気軽に購入できるため、近年利用者が増えています。しかし、日本国内の4つの大手製薬会社が合同で調査したところ、「市場に出回っているED治療薬のおよそ6割は偽物」という結果が出ています。

驚くことに、クリニックの中には「厚生労働省が認可している正規品」「製薬会社からの正規ルート品」以外のED治療薬(インドから輸入されたシアリスジェネリックなど)を処方しているところもあるようです。このようなシアリスジェネリックには悪質なコピー品が混じっている可能性があります。安心・安全のED治療薬を購入するためには、たとえクリニックの処方であっても“ジェネリック医薬品”ではなく、「日本イーライリリー株式会社」が出している“正規ルートからの先発品(正規品)”を選ぶようにしましょう。