シアリスはED治療薬のなかでも比較的新しい薬です。100か国以上で利用され、2013年には 最も売れているED治療薬となりました。
性的な快感を得られないと悩む女性は多くいます。そのような女性にとって「シアリスは女性にも効果があるのか」という疑問があるかも知れません。ここでは、女性がシアリスを飲むとどのような効果があるのか、女性用のED治療薬はあるのか紹介します。

女性がシアリスを飲んでも大丈夫?

シアリスは男性用のED治療薬です。妊活中の男性が使うことから、女性も見かけたことがあるかも知れません。男性の勃起を促すこの薬が、女性にどのような効果をもたらすのか確認しましょう。

シアリスを女性が飲んだ場合の効果

シアリスは血管を拡張することで、勃起を促す薬です。女性が飲んだ場合でも、血管拡張にともなう血流促進効果は期待できます。また、女性の場合陰核が男性のペニスに該当します。形や大きさの違いから別の器官として考えられていましたが、実は仕組みに似通った部分があるとわかりました。つまり、シアリスの血管拡張効果にともない陰核が勃起したような状態になり、「刺激に対して感度が増して性的快感を得やすくなるのではないか」と考えることができます。

シアリスの女性への臨床試験結果はない

シアリスは女性が服用した場合でも、多少は効果があると考えられます。ただし、医学的な検証は行われていません。ED治療薬には「副作用」の危険性があります。現状、女性のシアリス服用については、その安全性が確認されていないので避けたほうが良いでしょう。

シアリスのリスク

シアリスは国内の臨床試験において、副作用が確認されています。もちろんその試験は男性を対象に行われたものなので、女性に対してどのような副作用がでるかはわかりませんが、シアリスの副作用について知っておきましょう。

シアリスの主な副作用

シアリスは比較的ゆるやかに効果がでる薬です。 ゆっくりと効果が出始める分、ほかのED治療薬よりも副作用がでにくいと言われています。それでも、まったく副作用がでないというわけではありません。よくみられる副作用は、頭痛や消化不良、筋肉痛などが確認されています。こうした軽い副作用であれば、体への影響もあまりないのでそのままシアリスを服用し続けても問題はないでしょう。
一方で重篤な副作用がでるようなら、すぐに服用をやめて病院やクリニックで診てもらう必要があります。

シアリスの重篤な副作用

重篤な副作用は心筋梗塞のほか、色の区別がつきにくくなる色覚異常などが報告されています。その頻度は高くありませんが、可能性がないとは言い切れません。普段は軽い症状しかでていない人でも、健康状態によっては深刻な症状を引き起こすこともあるのです。そのため、医師の診断によってはシアリスを服用できない場合があります。特に心血管系の病気を持っている人は、心臓に重篤な症状がでる可能性があるので服用できないことがあります。
同様に過去に脳梗塞や肝臓障害を患ったことがある人も服用を禁止される場合があります。個人の判断で服用するのではなく、医師の処方のもと用法用量を守りましょう。

女性用の薬はある?

女性向けのED治療薬のような薬はないのでしょうか?実は、女性向けのバイアグラといえる薬も開発されています。

女性版バイアグラ 「アディ」

2015年に、女性向けの性的欲求低下障害の薬として「アディ」という薬が販売されました。アディの有効成分、フリバンセリンは元々抗うつ剤として開発されていました。ただ、抗うつ剤としては効果が弱く、性欲に関係しているドーパミンなどにはたらきかけることがわかり性欲増進剤として研究が進められ、女性用のバイアグラとして販売されることになったのです。

アディの問題1 副作用

この記事を読んでいる人の多くが、アディについて聞いたことがないと思います。実はこの薬はまだ知名度が低く、それほど売れていません。発売した当初50万人が殺到したバイアグラに対し、アディは発売から3週間で227件程度しか処方されていないのです。これには、アディの効果と副作用が関係しています。
まず、アディの効果を感じる割合は極端に低いと言われています。血管に働きかけるバイアグラと違い、抗うつ剤として開発されたアディは神経物質に働きかけます。つまりメンタル的な部分に働きかけるので、男性のように勃起することで目に見えて効果があったということがわからないため、効果を実感しにくいのです。
また、低血圧、失神といった副作用のリスクが懸念されており、アディはアメリカで2回、医薬品局から承認を拒否されています。

アディの問題2 使いづらさ

アディは「性的欲求低下障害」を改善する薬です。主に、更年期前の女性に効果があるもので、心理的要因やパートナーとの関係が問題の場合は効果が期待できません。また、性的欲求低下障害の見極めが難しく、処方対象となる女性が限定されます。
性行為の前にだけ飲めば良いバイアグラとは違って、アディは毎日服用する必要があるため、副作用のリスクが高いといえます。

不感症の治療薬

女性の性生活をサポートする薬には「ウーメラ」や「ラブグラ」などがあり、感度の向上や興奮を高める用途で使われています。

不感症治療薬の特徴

不感染症の薬は効果や特徴がそれぞれ違います。代表的なものをいくつか紹介します。

・ラブグラ:性感度を高め、腟分泌液の量を増やす
・ウーメラ:性感度を高め、腟分泌液の量を増やす
・フィメールグラ:性感度を高め、腟分泌液の量を増やす
・KYゼリー:陰核の血流を良くし、腟分泌液の量を増やす

どの薬も、不感症治療の病院で処方される一般的な薬です。セックスで感じない、感じにくくなった、腟分泌液の量が少なく、性交時に痛いといった悩みを抱えている女性は婦人科を受診しましょう。症状や悩みに合わせ適した薬を処方してくれます。ですが、治療薬を使えば必ず効果が得られるとは限りません。あくまでも、不感症を改善するための補助として考えましょう。

不感症治療薬の副作用

医薬品である以上、副作用のリスクは避けられません。不感症の薬には、発疹、かゆみなどのアレルギー反応、血管の拡張による頭痛、血圧低下によるめまいなどが確認されています。発症頻度は低いと言われていますが、副作用がでた場合は使用を中断して医師に相談しましょう。

シアリスは男性用の薬です

ED治療薬シアリスは、男性が服用することを前提に作られています。女性が服用した場合でも、血管を拡張する効果は期待できますが安全性は保証されていません。副作用のリスクを考えれば、女性はシアリスを服用しないほうが良いでしょう。女性の悩みには女性用の不感症治療薬や補助薬が開発されています。性的欲求や性交の痛みに悩む女性はシアリスよりも、不感症の薬を使うことを検討してください。

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